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今できることを考える「定活」がおすすめな理由


定年が60歳か65歳。

退職金がもらえるようになってから考えればよかった「定年」も、
早期退職や希望退職により、早めに「定年」を考える「定活」が増えました。

でも、退職金をもらってからでは少し遅く感じる定年後のライフプラン。

定年後の生活と定年後に何が(活動)したいと思っているか自分と向き合ってみませんか。

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「定年」が不安になる人急増



一般的な企業や会社では、定年は60歳から65歳です。

それまでは、仕事中心で企業や会社に尽くし、子育てに注力して子どもを大学卒業まで見守ること。
これが定年前のできること、つまりしなければならないこととされている現代。


ところが、社会の流れは、年々変動しているので、早期退職や希望退職により、早めに「定年」を考える人が増えています。

「退職金をもらってから、少しゆっくりして、定年後の生活を考えよう」という人もいたのは平成初期のこと。

その頃には、忙しくて定年後の生活についてゆっくり考えることはできなかったという人が多く、勤め人から在宅人へと急転直下で変わりました。

こうした社会の状況を見ているので、

「定年」を考えるだけで不安になるという人も少なくありません。


定年後が不安 40代でも「定活」開始

「定年を考えると不安」

そのため、早い人では40代で定活を始めます。

定年を60歳か65歳で定年した後、何をするか、その後の人生をどう過ごすかを考え始めるのです。

でも、40代と言えば定年までにまだ10年以上あります。
企業や社内でのポジションが確立されていて、バリバリに働いている人が多いでしょう。

その40代でも「不安」になって定活しているわけです。


定年後の新たな40年「何をする?」

40代で定年を考えたり、定活をしたり。
「40代ではちょっと早すぎ」と思う人もいるでしょう。

ところが、「人生100年時代」になり「延びる寿命」は、定年後の生活への不安につながっているのです。

100歳近くまで生きられることを考えると、

60歳か65歳で定年した後、さらに30年から40年近く何をするのかという課題があります。

40代から50代で定活を始める場合、子育ても一段落していることがあります。

子どもが大学を卒業したり就職したり、家を出て、結婚するなど。
ある程度の子育ての責任が落ち着くなら、次は自分自身の定年(後の生活)を考えようかなというのも一般的です。

でも、40年から50年近い人生の後、これからの新たな40年近く何をするのか、どう過ごすのか。

この時間を考えることは、決して「簡単ではない」のです。


定活は早めでOK!

今までの40年を企業や会社に尽くしながら、必死に子育てをしてきたはず。

とはいえ、同じように定年後の40年を過ごせるわけではありません。

40代から50代と言えば、体力はあまり変わらなくても、環境は大きく変わっているということが多いのです。

さらに数年経つと、体力や視力が落ちてきたり、介護やライフワークバランスが崩れたりすることもあります。

こうした状況を想定して考えることが「定活」のひとつ。

自分や家族、配偶者やパートナーとの人生を過ごす「定年後」。

「就活」や「婚活」と同様に、人生を左右することもある「定活」は、早めに考え始めることも必要なのです。

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今できることを考える


「出口のない迷路」のように感じるときの「不安」は相当なストレスです。

定年後の長い生活を考えるときも同じかもしれません。

そんなときは、「定活」や定年後の生活を考えるの遅かったのかもしれないと思ってしまいます。

でも、実際に「遅い」ということがあるでしょうか。

定年でまだ退職していないなら、もしくは退職したばかりであるなら、まだこれから約40年あるのです。

そこで、まず「今できることを考えてみる」ことはおすすめです。

できることを箇条書きにしてみる


退職後の生活に不安になり、ストレスを抱え込んでしまうことでバランスを崩してしまう人も多いのです。

そこで、既に退職していても、仕事を続けていても、まずは「今できること・やっていること」を考えてみましょう。

それも、できる限り「継続できること」や「些細なこと」のように見えるものが良いとされています。

それを箇条書きにしてみましょう。

書き出せるものがあればあるほど、今できていることが多いということになります。

それが、今後つまり定年後の生活のヒントになったり、仕事をするためのきっかけになったりするのです。

例えば、

犬や猫などペットの世話
朝や晩の散歩(歩数や距離もチェックすると◎)
食事の支度や片付け
毎日のレシピを日記風に記録
庭の植物の剪定
地域のボランティア活動
習いごとや資格取得
Webサイトのリサーチ

できていることがあればあるほど、生活が忙しく見えてきます。

実際に充実しているかどうかは別にしても、忙しそうに見えることが大切。

仕事以外に続けているものが、退職後や定年間近のライフスタイルを充実させてくれたりヒントになってくれたりします。


定年後の仕事やライフスタイルを考えて不安になったら、「今できること」を考えてみてください。

先が見えないときにできるかどうかわからないことを考えるより、ストレスはたまりにくくなります。

定年後も30年、40年という長い期間のライフ設計をしなければなりません。

そんなときにこそ、焦らず、今できることを書き出してみるのはストレス解消にもおすすめです。

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平野岩の仕事のすゝめ 『プロローグ』

50歳を過ぎると会社や企業が決めた「定年」を意識して複雑な気持ちになる、という人が意外と多いことをご存知ですか。

身を粉にして働いてきた会社、ときには家族よりも仕事が100%の時期もある、という人もシニアライフを考えることがあります。

そもそも「定年」で仕事を引退するのは普通のことなんでしょうか。

この『平野岩の仕事のすゝめ』は、まだ働きたい1940年生まれのシニアからのアドバイスです。


プロローグ

同僚や同時期に入社した人が、定年退職していくのが寂しく思った事はありませんか。

それは、60歳や65歳で「定年」というのは、企業や会社が決めるようなものだからでしょう。

ところが、30代から40代にかけて必死に自分自身や家族、会社のために働いてきた勢いはいきなり止まらない、つまり「定年退職できない」という人がいます。

そのためか、定年と言われる年齢でも仕事を続けている人が増えているんです。

「まだ働ける」と思う理由

徐々に止まったり落ちたりしていくのは、体力や記憶力だけです。

人間の脳や体は、そんなに簡単に老化していきません。

最近では、「人生100年時代」とまで言われているので、定年が60歳だとするとまだ半分を超えたところまできただけのこと。

そのため、定年間近の50代や60代の気力や経験は、

「まだまだ働きたい」
「仕事に集中したい」
「新しいことがやってみたい」

というのが本音でしょう。そう感じているという事はありませんか。

こうした気持ちが理解できるという人は、定年なんてなければいいと思うことが多いはず。

それなら、定年なんてしなければいいと思いませんか。

まだ働きたいなら、そして、まだ働きたいと思えるなら、

定年はするかどうか、仕事を続けるかどうかは、会社ではなくご自身で決めれば良いことです。

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「資格」よりも「気力」

1940年生まれといえば、誕生日がくれば80歳。

この年代の人は、定年までずっと現役でも、資格という資格はほとんどないという人もいます。

1990年代からは、必死にパソコンやソフトの扱い方を練習したり、若手社員に合わせて講習に参加したりしてきたかもしれません。

そんな時期の方が少し大変だったというシニアクラスの社員もいずれは定年退職を迎えます。
シニアクラスになってから、新しいことを学ぶのは本当に大変です。

なぜなら、

前述の通り、「体力」と「記憶力」は以前より低下しています。
どんなに頑張っても、若手社員と同じようにはできません。

でも、持ち合わせてきた経験やせっかく身につけた新しいスキルを終わらせてしまうのはもったいないと思いませんか。

老後にも仕事をしたいなら、必要なのは「気力」だと考えます。

定年間近、もしくは定年してしまったけどやっぱり働きたいというシニア世代。

しかし、気力は本人次第です。

他人に左右されることがあっても、「気力」のコントロールは自分しかできないもの。
ストレートにいえば、「働きたいなら働けばいい」のです。

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シニアが働きたい「理由」

定年が間近になる50代から60代は、周りから見ても自分自身でも分かる通り、
年をとっているのを実感します。
そのため、「体力が落ちた」「記憶力が悪くなった」と言われたり感じたりするもの。

しかし、体力や記憶力は「使っていなければ、落ちる」のが一般的です。

定年間近になると、年をとっているのを感じないため、老け込みたくないために、働いていたいという人もいます。

働きたい理由は、十人十色です。

「仕事していたいだけ」
「まだまだ働けると思うから」
「(早期退職等で)思ったように退職金が残らなかった」
「経済的な理由」
「借金の返済、慰謝料や養育費の支払い」

つまり、定年を素直に受け入れられるという人は意外と少ないようです。

実際は、仕事を続けなきゃ行けない状況に置かれていて、切羽詰まった状況に置かれている人もいるかもしれません。

「目標」があればシニアの方が働きやすい

働きたい理由があるなら、思い切って仕事を続けてみましょう。

仕事をしたい、借金の返済、慰謝料などの支払い……
など、理由は仕事をするためのきっかけです。

この理由を「目標」に変えましょう。

目標があれば、「実体験」や「経験」の備わっているシニアの方が仕事とをしやすいこともあります。

若手社員と同じようにできなくても、必要としている人や会社が使える経験が魅力となることがたくさんあるからです。

企業や会社には定年があっても、人生の定年まではまだ何十年もあるはず。

それなら、定年して老化していくより、仕事をして輝けるご自身の方がいいですよね。

借金が返せたときの自分をイメージしてみてください。
仕事をして活躍している自分の姿も考えてみましょう。
収入が少なくても、そのお金で生活したり楽しんだり……

定年間近でも定年を過ぎた60代70代でも、活き活きとしたとした高齢者はたくさんいます。

目標があれば、その中の一人になることが可能です。



シニアが「どうやって働くか」を考える

仕事をしたいという目標があるなら、「仕事をしたい自分の自己分析」が欠かせません。

50代から70代でも働ける仕事をチェックするよりも、

「私は何がしたいか」
「自分で何ができるか」
「どんな仕事が今の状況に向いているか」

こんなことを考えてみてください。

つまり、「どうやって働くか」を考えることがおすすめです。

なぜなら、今までやってきたことや持っている資格を生かすことが最善とは限りません。

体力や記憶力が落ちていれば、仕事を変えることで新しい自分が見つかるもの。

そのため、新しい仕事を始めたり全く違う職種で成功したりすることも多いのです。

どんな職種が老後むきなのか、
どんな風に老後の仕事で輝いている人がいるのか、
どんな仕事を楽しんでいる高齢者がいるのか、

これからの記事で紹介していきます。

人生の定年は急がなくていいこともあると思いませんか。

輝く高齢者になれるかもしれません。

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定年間近でも人生これから

経験があって高齢になればなるほど、ライフスタイルを調整するのが難しいことも。
そんな悩みは抱えていても大きくなるばかり。

そんな高齢者と高齢者を見守る家族が考え出した「ロード・オブ・ザ・シニア」。

まだまだ続くシニアライフを楽しむためのメッセージをお送りするサイトです。

定年後ではNG!定年間近から始めよう

定年間近になる50代や退職後の生活を考え始める年代は、「ライフスタイルを見直すいい機会」になるという人もいます。
高齢の家族の世話を考え始めたら、自分自身のワーキングスタイルも調整することになった、という人も少なくありません。

シニアと言われる人生のプロフェッショナルな年齢を迎える人にも、新たなライフスタイには戸惑いを感じるもの。

だからと言ってその戸惑いをずっと引きずったり、抱えるかもしれない問題から逃げたりしていては、楽しめるはずの定年後もマイナスのイメージになります。

だからこそ、落ち着いた定年後より、定年間近から考えておく「定年後のライフスタイル」がおすすめです。

高齢の家族の世話のために自分のワーキングスタイルを変えたり、定年後の生活を考えてきたのに思い通りにならなかったり。

新たなライフスタイルには、「悩み」も「解決策」も必要になります。
ときには、自宅でリラックスする方法やアンチエイジングを考えた自分自身のケアが必要です。

最近よく聞くようになった「人生100年時代」。
日本でも進んでいる長寿化は、2人にひとりは100歳近くまでの人生設計が必要になるということ。

高卒や大卒で働き始めて、定年まで約40年。
つまり、定年が60歳だったとしても、人生を100年とするなら、その後40年近くあるということ。

「人生100年時代」を夫婦一緒に過ごすとしたら、夫婦としての生活も働き方も変わってくるかもしれません。

情報が多すぎも混乱「シニアライフ」

友人が教えてくれたことやインターネットで「身体にいい」と書いてあったからやっていたら、テレビでは「注意が必要」と言われることもある情報。

いったいどっちが正しいのかな、と考えてしまうことありませんでしたか。

「言葉が多ければ失敗を避けられない」という古い格言。

確かにそうだ、と思う人も少なくありません。

インターネットが普及したこの数十年は、特に情報が「多く」「早く」流れてくるものです。ときには、不要な情報まで聞いてしまうということもあるでしょう。

少し調べてみると、「あー、こっちが正解」という情報も、そんなに深掘りする時間もゆとりもないということがあります。

だからこそ、必要と思える情報や「これだ!」と思えるものをおすすめするサイトを考えました。

シニアライフが続くという意味で名付けたサイト名「ロード・オブ・ザ・シニア」。
つまり、定年間近に考えることが多いものだけでなく、こんな情報が欲しいというものを厳選して集めていきます。

心身ともにバランスが必要なシニアライフ

10年前までは考えなかったことや今はできること。
これが、10年後や定年後にはできなくなっているもの。

大きく変わるのは「体力」や「記憶力」ですが、実はもっと大変なのが「気力やモチベーション」だという人も増えました。

子育てから介護に変わったり、会社で部下や社員の様子を伺っていたら高齢の親や同居の子どもたちの機嫌を観察していたり。

定年が近くなる50代から60代は、体力のあった30代や40代とは異なります。無理なく頑張っていくためにはバランスが必要です。

無我夢中で頑張っているというのは、30代も50代も70代も変わらないものです。

そのため、モチベーションを高めつつ、シニアライフを楽しむ方法を見つけてみましょう。

今まで、取り上げてきた「ロード・オブ・ザ・シニア」のブログから

・定年夫婦のライフスタイルにおすすめの「夫婦に定年はない!」

・介護の本音や気持ちを伝える「介護する人と介護される人」

・老夫婦にもおすすめの家飲みカクテル「苦労Bar(クロウバー)」

・まだまだ働きたいシニア向け「平野岩の仕事のススメ」

など、シニアライフを楽しんでいる人から情報を集めています。

「ロード・オブ・ザ・シニア」はリクエストもOK

置かれている状況が異なれば、抱えている問題もライフスタイルも変わります。

そのため、調べたいことや知りたいこと、リラックス方法や仕事に対する見方も異なります。

そこで、「◯◯な情報が知りたい」「◯◯の楽しみ方はあるかな」と思うものがあったらリクエストしてください。
たくさんの情報からぴったりのものを調べてみます。

「シニアの悩み」や「シニアへおすすめ
シニアライフをより楽しく。

By ロード・オブ・ザ・シニア

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ロード・オブ・ザ・シニアとは

私たちの人生は「波乱万丈」。

何もなく平凡だったという人の方が少なくありませんか。

「仕事が好き」「働かざるを得なかった」
理由はさまざまでも、一生懸命働いてきたのに「今」が幸せに感じられないという気持ちを味わったことはありませんか。

このサイトのきっかけは、決して趣味やアフィリエイトなどから始まったわけではありません。
定年間近の50代や定年を過ぎた70代の人でも、一生懸命に頑張れば生きていけるということをまとめたもの。

苦労が重なったときの辛さや問題を乗り越える方法など、
理解やちょっとしたアドバイスがモチベーションを高めることもできるもの。
これは、サラリーマンでも自営業でも定年してからも変わりません。

ところが、さまざまな経験を持っている人が、「定年」という言葉と年齢で存在が薄くなってしまいます。

もったいないですよね。

ロード・オブ・ザ・シニアのメッセージは

70代や80代でも気力のある人がたくさんいます。
そうした高齢者の知恵や経験が役立つのは、まるで「銀の彫りものの中の金のリンゴ」のような宝物です。

私たちの「ロード・オブ・ザ・シニア」は、高齢者の知恵や経験、気力から作り出したメッセージです。

・定年したけどまだ働きたい
・さまざまな事情を考えると働かなきゃいけない
・借金や会社の危機を乗り越えたい
・定年直後は自宅での楽しみ方がイマイチわからない
・子育てが一段落ばかりで介護や看護を考えるのはちょっと負担

定年するとたくさんの時間を過ごすことになる自宅での楽しみ方も含めて、50代からの定年間近の人が考える悩みをまとめてみました。

実は、意外とたくさんの人が同じ悩みを持っているんです。
そこで始まったのが「ロード・オブ・ザ・シニア」。

「そうだった」「その気持ちわかる」「やってみよう」・・・
そんな気持ちになってもらえるならうれしいです。

平野岩の仕事のすゝめ  ①目標を持つ



「定年後も働きたい」という60代が急増

「人生100年時代」と言われる昨今。
長年、会社や企業のために頑張って40年近く働いてきた人たちでも、定年までで人生の60~65年が経過しています。

この時期になれば、「定活(定年後の活動)」つまり定年後の30年から40年のことを考えても当然です。

定活を40代で考える人もいれば、50代や60歳定年寸前で始める人がいます。

今まで40年近くしっかりと働いてきた人たち。
その後の30~40年の人生のうち、できる限り働いていたい充実していたいという人が急増しています。

これは、定年する時期と言われる60代、70代でも働きたいという人が増えているということです。

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定年後に仕事を続けるためには

とはいえ、定年後も働きたいという人でも、気力も体力も定活前の30~40代と変わらないわけではありません。

記憶力も悪くなったり、体力や視力も落ちてきたり。

でも、今まで続けてきた人にはわかるはずです。
大切なのは、続けていくということ。

続けるために大切なポイントは「目標」。



まずは、「目標」

続けるために最初にできることは、「目標」を立てることです。

目標がないなら、すぐに迷いはじめます。

これは、会話やコミュニケーション、料理や買いもの、旅行など、毎日の生活の全てに必要なことでしょう。

行き当たりばったりの定年暮らし、老後生活を送ることになってしまいます。

仕事をするなら、より一層目標は大切です。

30代や40代の活力に溢れて、仕事も遊びも自由にできる頃とは異なるので、無計画はお勧めできません。

「収入を得なければいけない」「家族を養わなければいけない」という状況であればなおのこと。

疲れて無駄な時間を過ごすのは、年齢的にもとてももったいないと感じます。


何でも良いというのは、語弊があるかもしれません。

しかし、仕事を続ける、またはまた初めてみるために目標は欠かせません。

仕事をするきっかけは、人さまざまです。

・家族や社員のためにも働きたい
・借金があるから働かなきゃいけない
・年金だけでは将来不安
・まだまだできることがると思う
・仕事をしていない自分が想像できない
・好きなことだからやっていたい
・楽しいから続けていたい

こうしたきっかけを「目標」に変えてみましょう。

目標を立てるのは、筋肉を訓練するアスリートのトレーニングと同じ。

闇雲に走ったり筋トレしたりしても、本当に必要な筋力がつくとは限らないからです。

必要なトレーニングをしっかりと行うこと、つまり本番で勝つためにはトレーニングをするための「目標」が必要なのです。

定年までしっかりと働いてきたという人は、プロのアスリートと同じ。
「目標」が欠かせません。

もう少し加えると、「定年後に働きたい」という目標は、働き始めることで達成されてしまいます。

そのため、「定年後に〇〇をして働きたい」という明確な目標を立てることは大切です。

明確な目標があれば、働くためのきっかけから離れていくことがないので、達成感が数倍違います。



目標があればシニアの方が働きやすい

仕事の本質をよく知らない若手社員よりも、シニアクラスの定年間近の人は、仕事も社会もよく知っているもの。

そうした経験が生かせるのは、経験を持つ人にしかできないことです。

高齢になってからも仕事をするのであれば、スキルや能力があるからできるものでもありません。

今までと異なる環境や全く違う仕事ということも起こりえるシニアの仕事。

そのためにも、スキルや能力よりも目標が大切です。

でも、それだけではありません。

目標を見ていかなければならないときに、
落ち込んで下ばかり向いているわけにはいかないので、気力やモチベーションを維持することも大切。

ときには、折れそうになったりやっぱり難しかったかなと思ったり。
人間誰でも弱さを持っているので、こればかりは否定できる人はいないかもしれません。

しかし、今まで仕事をしてきた、続けてこられたという経験は、目標を達成しやすいことが多いもの。

経験の少ない若い人には難しいことでも、経験を持つシニアが頑張っていけるということもあるからです。

目標もさまざま。
経験もさまざま。
失敗もさまざま。
成功もさまざまです。

つまり、持っている経験が人それぞれ異なっているように、定年後の仕事やライフスタイルも「十人十色」。

持ち合わせている経験も異なれば、失敗する内容や原因も異なります。

若手社員として頑張っていた頃には、似たり寄ったりの経験で比較対象になることがあります。
しかし、定年間近のシニア社員になると、人生経験にも幅や深さが異なります。

そのため、目標の段階から他の人と比較することも少ないわけですから、自由に進んでいくことができます。

定年後の方が、勤め人だった頃よりも自由に働けるのかもしれません。

次回:目標を立てるためのおすすめ3カ条

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介護の気持ち② 介護する人の本音

「産んでくれた、育ててくれた親だから」介護するのは当たり前と思われていた数十年前。

ところが初めて見ると、どうしたらいいかわからなかったり負担に感じたりすることが意外に多い「介護」の現状を見て戸惑うことが多いもの。

親の介護をがんばろうと思っていたのは束の間で、解放されたいと感じるときもあるのが、介護する人の本音です。

よく耳にするのが、介護している人のほうがストレスを感じやすいということかもしれません。

介護する人の気持ちも絶えず変化する

ひとりっ子の家庭ではもちろん、長男や長男の嫁は親の世話をして当然と考えられていました。
ときには、親の世話をする条件で嫁いできたというケースもあります。

そのためか、介護を始める前は私が高齢の親を「世話して当然」、「面倒を見るべき」と思っていた方も多いのでは。

介護に対して前向きだった気持ちが、徐々にもしくは突然介護から解放されたくなる……

これは普通のことです。

寝たきりであれ一定の世話だけで良い場合であれ、介護を受けている人の状況や気分も日毎に変化するもの。

介護している人に順応性があっても、毎日もしくはことあるごとに変わる人の世話をするのは、負担になることがあります。


個性も違えば、育ってきた環境やこのみも違います。
仕事をして会社で働いていても自営業であっても、仕事と介護の両立は簡単ではありません。
また、自分の親の世話か配偶者やパートナーの親、もしくは親戚など、介護を受ける人との関係もとても大きな溝があります。

さまざまな状況を考えると、高齢者の介護や世話をするのは普通のことと考えられてきましたが、

「介護される人」「介護する人」双方の状況を考えると簡単ではないのです。

介護する人の本音「介護しているとき」

「父親と特に親しい」、「母親とよく話す」など、成人してからも親と親しい関係を築いている人がたくさんいます。

こうした仲の良い親子や家庭で育った人であれば、なおさら「介護をしたい」と思うものです。

しかし、実際に親の介護をすることになったとき、状況が変わっていたという人もいます。

例えば、Nさん(女性)の場合。
結婚したときから、親の介護は自分の仕事になると思っていた女性のひとり。

義父の介護を始めたとき45歳で、片道50分の会社勤め。

1年間は「要介護1」で高齢者の世話をし、そのあと特養(特別養護老人ホーム)に入居するまで「要介護3」で8年間介護しました。

やっと入居できたと思ったら、その8ヶ月後義父が逝去。

義父の逝去から丸1年経過し、Nさんは特養のスタッフの方と再会。

Nさんは「特養のありがたさが身に染みました。1年前義父の世話を受け入れてもらえなかったら、私自身が壊れていたと思います」と語っています。

実はこのNさんの場合。
義父の介護を始めた(約9年前)とき、すでに自分の母親も70歳を超える高齢者でした。

自分の母親を先に介護したいと思っていたのですが、旦那さんの家族の状況ゆえに義父の世話をすることに。

しかし、それからの9年間、義父の介護と会社勤めのバランスが大変。

長女の大学と長男の高校入学があり、仕事を辞めるわけにもいかなかったのです。

旦那さんや子どもたちは、仕事をやめて介護をすることをすすめてくれました。でも、家計を考えれば退職後の不安や負担が目に見えていて、ボロボロになりながら介護と仕事を続けてきたようです。

「もう余力がなく限界と思ったときに、義父が特養に入居できました」と語るNさん。

「次男の嫁だから、義理の両親の世話は義理の姉(長男の嫁)がするものと思ってきた」

介護しているときには、何度も「なんで私が介護しているのかな」と思うことがあったといいます。

でも、義理の姉(長男の嫁)は別居中で義父の介護なんて持ってのほか。
すでに義母は逝去しているから、わたしたち(次男夫婦)がするしかないという状況だったのです。

大声出してストレス発散「叫びの壷」

介護を始めてみると「意外と大変」

Nさんを含め、最初の1年は睡眠時間もある程度確保できていいたという人も多いでしょう。
でも、これは極一部の人の意見。

初めから、もしくは数ヶ月数年後には睡眠時間も家事をする時間も取れない状態という介護をする人もいます。

旦那さんや子どもたちの協力や介護系サービスを受けられなければ、介護する人が壊れてしまうと思うことも多いでしょう。

前述のNさんに「介護の時間の中で何が一番大変か」と尋ねると、

始めての介護が義父だったこと
勤務先との両立
・介護事態何が必要かわからなかったこと


過酷な状況とはいいたくなくても、介護って意外と大変

というのが介護中の本音だといいます。

介護を受けている人にはわかってもらいたいけど、絶対に口にはしなかった「介護から解放されたい」という気持ち。

言葉にせずに済んだのは、義父や旦那さんの「ありがとう」という言葉
「感謝され」「感謝する」のは、気持ちや生き方を支える上で大切なことなのです。

感謝の気持ちの大切さを改めて実感したのは介護から解放された後のNさんの一言。

「自分の母親も間もなく80歳。
自分の母親の介護は、もっと上手にできるかも知れないと思っています」

介護とは 「充実した仕事」

両親や義理の親の世話は「絶対にしたい」と思っていても、介護をしているときの状況は想定外ということもあるのです。

そのため、介護をしているときには、高齢者の世話が重労働に思えるというのは介護する人の本心といえます。

Nさんの経験からも分かるように、介護は大変なこと。

過酷な重労働に見えるかも知れません。

実際に「重労働」なことが多いでしょう。

では、介護とは「充実した仕事」 VS 「過酷な重労働」のどちらでしょうか。

でも、9年間の介護をする生活から解放されたNさんのように、次の介護は「もっと上手にできるかも」と言えるのは素晴らしいこと。

本当の「愛」や「親切」を感じるという人が少なくありません。

古い本には、「受けるより与える方が幸福である」と書かれています。
つまり、介護することが充実した仕事に思えることもあるのです。

介護する人の本音「介護の不安が解消されたら」

「充実感があってもやっぱり大変だった」というNさんも、仲の良い自分の母親の世話はやはり「自分でしたい」といっていますね。

このNさんの話は、2010年に語られたもの。

この時点で母親の介護はまだ始まっていませんでしたが、介護する頃には定年間近の50代後半になるので不安もあるはず。

ところが、最近では寿命が伸びて「人生100年時代」と呼ばれています。

そのため、Nさんを含め、介護を考えている人にはさまざまな不安が発生するでしょう。

親の介護をするころに、自分の世話や介護が必要になっていたらと思うことがあるのです。

それでも、Nさんの体験は現実の問題。
複数の人が同じ思いや体験を持っているかもしれません。

近年では、介護のためのさまざまな行政によるサポート体制が整い始めました。
また、以前よりも改善されたシステムも多くあります。

とはいえ、どんなサポートがあってどんなシステムを使えるか、それが自分自身の環境にぴったりと会うのかなど、知りたいこと調べたいことはたくさんありますよね。

また、「介護が負担に思う」ときでは、すでに本音があまり言えない状況になっていることも。

そんなときこそ、気持ちを切り替えたりリラックスしたりすることは必要不可欠です。

ロード・オブ・ザ・シニアの「介護の本音」はそんな気持ちから生まれました。

次回は、介護の本音③使ってみたい介護システムを紹介します。

介護の気持ち①介護に必要なこと

早めに!介護とは何かを考えてみる

会社でのプレッシャーや定年後の将来。
定年退職が数年後に迫る時期には、自分のライフスタイルに加えて、高齢者の介護も考えなければいけないこともあるのが現実です。

生活するためには働かなきゃいけないのに、介護も考えなきゃいけないのかと思うと、不安やストレスになるでしょう。

それでも、大切な家族のためを思えばこそ、介護する最善の環境は作っておきたい、という人がたくさんいます。

介護とは

介護とは、老齢の人やさまざまな障害のために、毎日の生活で必要な動作ができるようにサポートすることです。

食事や家事の手伝い、健康管理や排泄の世話などを含めた日常生活での動作を助けることが含まれます。
また、必要に応じて社会活動や施設への通所など、さまざまなサポートが含まれるでしょう。

こうしたサポートが必要になるのが、「毎日」ということもあれば「週に数回」ということもあります。



介護と定年が重なるので負担が増えることも

一般的には、介護が必要なのは70代や80代とされています。
つまり、70代から80代の親の世話を考える人の年齢は「40代」や「50代」ということになるでしょう。

ですから、介護を考えるときに、自分自身の定活(定年後の準備のための活動)と重なっているケースが多いのです。

ところが、介護が必要になる年齢は「平均◯◯歳」ということはありません。

定年してから10年以上すぎてから介護が必要になったという人もいれば、通勤しなくなったらすぐに介護が必要になったというケースもあります。

ときには、まだ勤めているにもかかわらず、疾病や体調の変化ゆえに退職せざるを得なくなり、介護が必要になることもあるのです。

つまり、60代でも介護が必要になるケースもあれば、80代から90代になって介護を始めるということもあります。

両親や配偶者、パートナーが今は健在だとしても、「予見し得ないことが起こる」ことがあります。

突然始まる介護には、ストレスが増し加わりやすいので、早めに介護について考えておくことが必須です。



介護は「ストレス」と感じる人は7割

家族の介護なら負担は少ないと思っていたことはありませんか。

それが、実際に初めてみたらストレスになったり大変だと感じたりすることが多かったという人が多いもの。

なぜなら、世話をする立場の「介護する人」と、世話をしてもらう立場の「介護される人」の2つの状況が関係しているからです。

家族を思って一生懸命しているつもりなのに、介護する人介護される人で気持ちのすれ違いが起きて、双方かどちらかがストレスを感じることがあります。

つまり、家族の介護であってもストレスが伴うことがあり得るのです。

「介護すると決めてたんだから」「ストレスだと思いたくない」という介護をする人。

「大変な思いをさせたくない」「疲れさせたくない」という介護される人。

どちらの立場も「家族」を思うがゆえの優しい本心です。

といっても、高齢者の介護となると、体調を崩して休んでいる人の看病や骨折して動けない人のお世話とは違うことが多いもの。

そのため、慣れないことや介護作業をした後には、ストレスを感じたり疲労を感じたりしても当然。

厚生労働省の調査でも、50代のストレスの原因は「病気や介護」とされています。

介護はそういうもの、つまり「ストレス」や「疲れ」を感じるものなのです。

参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-h28.pdf(P.35〜36)




介護で大切な「認める」ということ

介護は大変なことという事実認めることが大切です。

仲の良い親しい親子、シングルファーザーやシングルマザーで育った環境であれば、介護が大変なことと認めるのは、なおさら難しいことがあります。

今まで育ててくれた高齢の親の介護が大変だなんて認められない……
こういう気持ちになる人も少なくありません。

とはいえ、この気持ちゆえに、さらにストレスを感じることもあります。

また、介護がストレスになったという知人や同僚の話を聞いていると、反感を持つ人もいます。
「高齢の親の世話がストレスなんて」「ああいう風にはなりたくない」

介護する側の愚痴を聞いてしまうと、家族を想う気持ちが介護からストレスを認められないこともあるのです。

さらに、仕事と介護のバランスが難しく負担に感じてくることもあるのです。

高齢になった親の介護は仕事よりも大切と思っていたはず……

ところが、ワーキングスタイルは勤務先や顧客との関係もあって、簡単に調整できないこともあります。
また、介護の状況も日ごとに変わることもあれば、週ごと、月ごとに変化することがあるでしょう。

他にも、介護する側の状況により介護をストレスと感じるかどうかが左右されることもあります。

介護を始めた頃は、時間や体力にゆとりがあても、数か月から数年続けていくうちには介護する人も歳をとります。

このようにまったく異なる2つの立場が共存する「介護」というステージ。

いろいろな原因が関係することを考えると、介護はストレスになることもあるのです。

でも、介護の経験者がいうように、初めのうちはストレスを感じても、緊張感が取れて慣れてくる時期もきます。

その日が遠くならないように、介護する側と介護される側が、双方の状況を認めることが、介護を始める第一歩です。




「知る」と介護しやすくされやすい

介護で感じやすいストレスは、介護を知ること、つまり介護の大変さを「知る」ことでしょう。
これは、介護する人にも介護される人にもいえること。

介護を知るとは、介護する側も介護される立場双方の気持ちや状況を知ることになります。

正直なところ、介護に関わるすべての気持ちや状況を理解するのはかなり難しいことです。

こればかりは、文章で読んでもインターネットで調べても、すぐに納得できるものではありません。

近道は、実際に経験してみること
つまり、自分で介護してみたり介護されたりすることが欠かせないのです。

介護して思うことを伝えたり、介護されて感じたことを話したりすることが大切でしょう。
介護の本音を知りたいと思ったら、この方法が介護を「知る」ことになります。

介護は「千差万別・十人十色」

ただ単に必要なことをしてあげるだけではない「介護」。

寝たきりの高齢者を起こしたり、排泄の世話やオムツを変えたり。
着替えさせたりお風呂に入れたり。

さまざまな作業がある介護に、「とりあえず」マニュアルがあってもあってもその通りにいかないことも多いのです。

なぜなら「介護」とは、千差万別であり、介護する人・介護される人も十人十色。

雲のように同じ形や同じスタイルの介護があるわけではないのです。

介護をしてきた人が、数年後自分自身の介護が必要になったときに初めて、介護される側の気持ちが理解できるようになることも多いでしょう。

また、介護の必要な人でも要介護レベルが異なれば、必要な介護も変わります。

もっと重要なこととして、介護する側・される側の気持ち次第で、介護は全く違うものになることがあります。

千差万別の介護をマニュアルだけで熟すのは大変です。

介護を知り状況を認めることでストレス軽減!

高齢者を世話する施設やサービス、介護に関わる教育施設では、
介護で必要なことを認めて、必要としていることを知ることから始まるといわれています。

介護を知れば知るほど、介護するときのストレスが軽減され、
介護で必要なことを認めれば認めるほど、
負担に感じることが軽減されていきます。

既に介護をしていても介護の見直しをしてみましょう。
これから、介護が必要になるなら、まずは介護を知ってみることから進めてみませんか。

日本と世界でこれだけ違う「シニア」の意味

言葉の意味として「ジュニア」の反対でもある「シニア」。

このシニアには、「高齢者」や「年長者」という意味だけではなく、「上級」や「上級者」という意味も含まれます。
つまり、シニアとは「プロフェッショナル」なイメージを持つ言葉なのです。

15歳も65歳も大人になったら「シニア」

日本を含め世界では、生まれたばかりの新生児から5歳までを「乳幼児」としています。
そのあとの6歳から14歳までを一般的には「児童」として区分していて、これが「ジュニア」に相当します。

つまり、大枠では15歳以上が「シニア」になるということ。

そのため、14歳まではジュニア大会に、15歳になれば「シニア」の大会、つまりオリンピックや世界大会に出場できるようになるのです。

しかし、日本の場合はもう少し細かく区分されています。

15歳から64歳までを「青年」や「壮年」、そのあとの65歳からを「前期高齢者」、75歳以上になると「後期高齢者」と分けています。

ところが、白髪が多かろうがシワが増えていようが、
仕事をしていたり会社勤めをしていたりするなら「高齢者」とは呼ばれないと感じている人が意外と多いもの。

つまり、定年、もしくは60歳から65歳を過ぎたくらいが「高齢者」と呼ばれるかどうかが目安のようです。

そのため、定年を意識し始めた頃から「高齢者」と扱われるようになったと感じる人が少なくありません。

余計に気になり始める「高齢者」という表示

定年後は自動的に「高齢者」として扱われるということになってしまいます。

とはいえ、15歳まで遡らなくても、定年=高齢者という区分は納得できない、という人も多く、

気持ちの上ではまだまだ「高齢者」に入りたくないという本音があるのです。

世界では「高齢者」より「上級者」

どんなに若いつもりでも、日本では65歳からが「高齢者」。

世界でも、UN(国連)では60歳以上、WHO(世界保健機構)では65歳以上が「高齢者」として区分されています。

しかし、世界で「シニア」という言葉が使われると、引退間近の「高齢者」ではなく、現役バリバリの「年長者」を指すことが多いもの。

やはり、14歳までの「ジュニア」と15歳からの「シニア」の区分イメージが強いのかもしれません。

ジュニア時代よりも、人生に磨きがかかり、豊富なの知識やさまざまな経験を持つ年代。

マネージャー(部長)という肩書でも、「シニア・マネージャー」と「マネージャー」では大きく異なります。
この場合のシニアは「高齢者」ではなく「上級」です。

これが、世界でいう「シニア」の本当の意味かもしれません。

シニアの持つ魅力は「上級」クラス

突然ですが、スキー場に行ったことがありますか。

スキーやスノーボードを初めて楽しむという人や慣れていない人は、初心者コースやビギナーコース。

慣れてくると中級者コースや林間コース、斜度のあるコースでの滑走を楽しみます。

さて、「上級者コース」という表示を見るとどんな人が滑っていると思いますか。

もちろん、フォームも綺麗でテクニックを磨いたプロフェッショナルなスキーヤーやスノーボーダー。

さらに、斜面に慣れたのでコブ斜面をクリアしながら、勇気を出して滑走していく人。

ときには滑走年数は少なくても、滑る回数が多く上達の早い若者。

長年滑っているので上達している人もいれば、ある程度の経験からさらにテクニックを磨きたい人もいる。
これが、「上級者」ではないでしょうか。

「シニア」という言葉は、まさにスキー場でいう「上級者コース」を滑る人たちのイメージがぴったり。

新入社員や成人したばかりの人の仕事の仕方が「初心者コース」なら、
経験を積み始めた人から経験が豊富な人までが「上級者コース」になるでしょう。

知識や経験があるから「シニア(高齢者)」

今までは、50歳を過ぎて60歳が近くなると「高齢者」というイメージが強かったかもしれません。

知識や経験を積み重ねると、間も無く定年になってしまう。

しかし、それでは持っている知識や経験が埋もれてしまいかねません。


年を取ったから「シニア」になったのではなく、知識や経験があるから「シニア(上級者)」になった。
シニアをそんなイメージに変えてみませんか。